東京で人気の岩盤浴はすでに古代中国にあった?
岩盤浴は、自然の岩盤や鉱石で誂えられたベッドの上で横になるだけの、温浴の一種です。東京の岩盤浴ファンでもよく知られているのは秋田県の玉川温泉です。玉川温泉は近代的な岩盤浴に比べると原始的にも見える岩の上にゴザ敷きで横になるだけのものですが、暖めた岩盤という岩盤浴の必要条件を備えいます。この点で現在の岩盤浴のプロトタイプと言えるかもしれません。玉川温泉の岩盤浴は江戸期すでに難病治療の湯治が行われていたとされる歴史のあるものです。岩盤浴は東京にかぎらず,効果が喧伝されるに従ってなんだかややこしい説明がされていたりもしますが、要するに、蒸気を使用しないサウナのようなものというのが岩盤浴の実体といってもよいのかもしれません。サウナや温泉などと決定的に岩盤浴が異なるのは、遠赤外線の影響によって身体の水分を共鳴することにあるといえます。そして、岩盤浴ではデトックスなどの美容でのお役立ち。今や岩盤浴は一般的なものになり、ブームの渦中にありながら定着の気配すらあります。そんなところから岩盤浴は東京でも新しいものとの理解もありますが、実のところ岩盤浴の歴史はかなり古く、原型は有史以前に存在したという観測もあります。資料による年代推定では、お隣の中国では古代に温石療法と呼ばれる、暖めた石を使う医療法が確立されていたそうで、このことひとつとっても岩盤浴は,東京でのブームなど問題にならないくらい,古い時代に存在していたといっても良さそうです。この中国の古代岩盤浴は西域を通じてイスラム世界に伝わり、現在でもイスラム圏では温石を使った岩盤浴の仲間が健康法として受け継がれているそうです。